皆さんは日々の運用業務でZabbixを有効活用していますか?
今回はZabbixアイテムの設定項目の一つ更新間隔:定期設定をご紹介したいと思います。
サーバやネットワーク機器の監視・運用業務の中でスクリプトを実行している場面は多々あるかと思います。
例えば1日1回のバックアップ結果を判定するスクリプトなどがそうでは無いでしょうか。
アイテムの更新間隔を24時間にしてしまえば強引に「1日1回」ポーリングすることは可能だと思いますが(そもそも値が入るのかは不明です・・・)
それだと制御しにくいことがあります。
Zabbixサーバの負荷などで遅延したらどんどんポーリングはずれていくことになりますし、そもそもタイミングを合わせるのがとても面倒ですよね・・・
そんなときに便利なのが定期設定の機能です。定期設定を使えば「毎日8時30分にポーリング」や「月~金の22時きっかりにポーリング」などが
実現できます。実際に設定してみましょう!
スクリプト実行のアイテム(外部チェック)を作成
今回はスクリプトを利用した監視を想定してご説明したいと思います。
外部チェックタイプのアイテム作成方法は下記を御覧ください。
リソース監視など通常の監視でいいよーという方は読み飛ばしてください。
アイテムの更新間隔設定変更
アイテムの「更新間隔」を設定します。CPU使用率やメモリ使用率などの監視項目であれば「5分毎にポーリング」等で設定しているので
300秒とかで設定しているかと思います。
定期設定の場合は値を「0」にします。
更新間隔カスタマイズ欄を「定期設定」へ
先程設定した「更新間隔」欄すぐ下の「更新間隔カスタマイズ」欄の項目を「定期設定」へ変更します。
今回は定期設定欄の「更新間隔」に「h9m30」と入力していますが、これは「毎日9時30分にポーリングする」という設定になります。
設定はこれだけ!とても簡単ですねー
特定の曜日だけ実施したい場合
平日のみや土曜日だけという場面も中にはあると思います。
その時は下記のように設定します。
「wd1-5」が曜日を表しており、wd1が月曜日です。なので「月~金の9時30分にポーリング」という設定になります。
逆に土日だけは「wd6-7」という書き方になります。
いかがだったでしょうか。
この方法を使えばZabbix側でスクリプトの制御も容易になるかと思います。
telnetやSSHによるログインのスクリプトを使えば、ネットワーク機器でCronの代わりができますね!しかも簡単!
定期設定の組み合わせ次第では柔軟な監視や運用を実現できるかと思います。設定自体もとても簡単なのでぜひお試しください!
それではー