皆さんサクラエディタを使っていますか?
もし日々の業務で繰り返しの作業に時間をとられ、業務が圧迫されているのであれば
サクラエディタの「キーマクロ」機能を利用して、作業を圧縮できるかもしれません。
サクラエディタのキーマクロ機能とは
サクラエディタのキーマクロ機能とは、キーボードで操作した内容を記録し、
記録したキーボードの操作を再度呼び出し実行することができます。
例えば以下の一連の作業を実施したとします。
・タブを削除
・行末の”。”を削除
・空白行を削除
上記の作業をキーマクロとして記録、実行することで同じ一連の作業を
一発で実行することができる優れた機能になります。
キーマクロ機能の記録方法
実際にキーマクロ機能を記録していきましょう。
今回は下記の様なサンプルテキストを用意しました。
あ い う え お。
か き く け こ。
さ し す せ そ。
な に ぬ ね の。
は ひ ふ へ ほ。
それぞれ文字の間には半角スペースが入っており、空白行の挿入、行末には”。”が
ついています。
以下のキーマクロを記録させ、一気に実行させます。
・半角スペースを削除
・行末の”。”を削除
・空白行を削除
キーマクロの記録開始
サクラエディタを起動し、「ツール」→「キーマクロの開始」をクリックします。
クリックした直後からキーマクロの記録が開始されます。
記録したいことを実行
キーマクロとして記録したい内容を実行します。今回は下記を記録します。
・半角スペース
→置換を開く(Ctrl+R)
→置換前に”半角スペース”、置換後に”空白”を入力し実行
・行末の”。”を削除
→置換を開く(Ctrl+R)
→置換前に”。$”、置換後に”空白”を入力し実行
・空白行を削除
→置換を開く(Ctrl+R)
→置換前に”^\r\n”、置換後に”空白”を入力し実行
実行内容の記録
上記の内容を実行し終えたら「ツール」より「キーマクロの記録終了&保存」をクリックし、任意の名前をつけて保存します。※拡張子は.mac
これでキーボードマクロの記録は完了です。
実際につかってみる
使い方はとても簡単です。
サクラエディタの「ツール」→ 「キーマクロの読み込み」をクリックし、
先程作成した○○.macを選択します。
実際に動かすときは「ツール」→ 「キーマクロ」の実行をクリックします。
すると記録したキーマクロが呼び出され、同じ処理を実行してくれます。
キーマクロを実行すると・・・一発で処理を実行してくれます!
保存したキーマクロをショートカットに登録
いちいち「マクロ読み込み」をするのも微々たるものですが時間のムダです。
作成したキーマクロはショートカットとして登録することができるので、実際に
登録してみましょう。
サクラエディタの「設定」 → 「共通設定」をクリックすると下記のメニューが表示されます。
①マクロタブを選択
②空きスロットを選択
③名前を入力(任意)
④先程作成したマクロファイルを選択
⑤設定をクリック
次に「キー割り当て」タブを選択し、下記のように設定します。
①キー割り当てタブを選択
②外部マクロを選択
③先程つけた名前のマクロを選択
④今回は「Shift」を絡めたショートカットにしているので「Shift」にチェック
⑤「Shift+F1」を選択しています
⑥割付を選択
上記実施後、「OK」で設定を反映させます。
これでサクラエディタ上で「Shift+F1」を実行すると先程作成した
キーマクロが実行されるようになります。
今回は時間にして30秒程度の作業を短縮するマクロでしたが、業務圧迫は
小さいことの積み重ねも一つの原因かもしれません。
今回ご紹介したキーマクロを利用することにより、皆さんの業務が圧縮できれば幸いです。